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持続可能な地域社会 富山の売薬商人のパートナーシップを学ぶ

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

ターゲット17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。

SDGs17の目標の中で特に重要視すべき項目が〝目標17:パートナーシップで目標を達成しよう〟です。SDGsで17もの目標を達成することは簡単ではありません。そこで社会的な課題解決(パートナーシップ)が必要となります。社会的とは共通の目的と価値観を持つ者同士が、知識・経験・資源を共有し協力し合う状況のことをいいます。本ツアーでは、成功する社会(コミュニティ)を実現した例として、とやまの薬売り・売薬商人の歴史から、パートナーシップの重要性を学びます。

富山といえば何?という質問に対して〝とやまの薬売り〟は、富山県外の方からよく聞くワードです。なぜ全国で〝とやまの薬売り〟がこれほど知られているのか、不思議に思いませんか。
実のところあまりに身近すぎて、あまり考えたことがない方が多いのではないでしょうか。

とやまの薬売り=かつて富山の代表的産業であった、越中売薬誕生には様々なドラマが存在します。それを本ツアーでは、〝富山藩誕生〟、〝反魂丹〟、〝先用後利と仲間組〟、〝現代に残る売薬商人の遺伝子〟など4つのテーマをもとに掘り下げてきます。

1.富山藩誕生編では、富山城郷土博物館で、加賀藩(120万石)から分離し誕生した富山藩(10万石)誕生の歴史を学びます。そこには富山藩初代藩主 前田利次公、二代藩主前田正甫公の苦悩、そして多くの試みがあるのです。

富山城跡郷土博物館
二代藩主前田正甫像

2.反魂丹編では、富山藩の重要な産業となる丸薬〝反魂丹〟について、中心市街地にある池田屋安兵衛商店で体感します。

全国各地で販売された反魂丹はどのようなものか、体験や解説で具体的に知ることができます。

池田屋安兵衛商店
反魂丹解説

3.メインテーマである先用後利と仲間組編では、富山市民俗民芸村 売薬資料館 において、とやまの薬売りが全国的な広がりを見せた、成功の秘密を探ります。

とやまの薬売りの成功は、〝SDGsのパートナーシップで目標を達成しよう〟をリアルに体現していると考えています。
・先用後利には、遠距離交易で時間と距離を超越する信用取引、とやまの薬売りの成功の秘訣がありました。
・仲間組には、集団において知識や情報を共有する重要性、また役所と商人の協業(パートナーシップ)など、現代に通じる学びがあります。

売薬資料館展示

4.売薬商人の遺伝子編では中心市街地へ戻り、現代に残る売薬商人の遺伝子を求めて巡ります。

とやまの薬売りは富山市民のアイデンティティの一つと言えます。富山市の産業には売薬商人の出資で生まれたものが多く存在し、それは電力・金融・通信・印刷・容器等様々で、富山市の発展に大いに貢献したと言えます。また富山市の教育熱心さは、売薬商人の教育が影響していると考えられます。さらに直接的ではありませんが、ガラス文化も売薬商人から影響を受けているとされています。これらのことを体感するため、中心市街地で金融機関・ガラス美術館・寺子屋跡を散策し、またバスの車窓で企業案内をいたします。

富山市ガラス美術館キラリ
富山市中心市街地

集団や地域において、個性や能力が多様であり、それを共通の価値観と目標で包むことで、成功する社会は生まれます。成功する社会は、パートナーシップにより知識や経験、様々なものを共有(シェア)できるのです。これらのことは、とやまの薬売りの成功から学ぶことができます。

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