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伝統産業 資源の枯渇の危機からのイノベーションを学ぶ【ます寿司今昔物語】

目標8働きがいも経済成長も
ターゲット8. 2高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上及びイノベーションを通じた高いレベルの経済生産性を達成する。
ターゲット8.9    2030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。


目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう
ターゲット9.4   2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。

江戸時代から続く食文化ます寿しの〝時代の変化〟と〝資源の減少〟に対応しながら発展を遂げてきた、ます寿し今昔のイノベーションの物語です。

松川遊覧船乗船
まずは昔の神通川のなごりである松川で運航する遊覧船に乗り、県庁所在地の中心を流れる川でありながら、とても豊かな〝生物多様性〟を感じとれます。松川には鯉やウグイや多くの小魚が生息し、それを餌とするアオサギやカモ、ときはカワセミを見ることができます。

富山市は豊かな生態系があるにも関わらず、人間社会と経済の影響(治水工事や食の需要拡大)を受けて、自然資源サクラマスの減少が起こりました。サクラマスは富山の特産品であるます寿司の原材料でもあります。現在富山のサクラマスは県の準絶滅危惧種(富山県の絶滅のおそれのある野生生物)に認定されています。

ます寿司発祥の地七軒町
そのような状況の中、ます寿司は伝統産業として二度のイノベーションを起こしています。そのます寿しの歴史を知るためにます寿司発祥の地をめぐります。

ます寿司は江戸時代にお殿様への献上品とされ、その当時は今とは違う発酵食品の鮎鮨(鮎を使った熟れ鮨)でした。しかし時代と共に冷蔵技術や鉄道等交通手段が発展し、その流れから変化し(イノベーション)、現代では鱒を使用したますのすし(源)が〝駅弁の西の横綱〟と評価され全国的に知られるようになりました。

老舗ます寿司めぐり

ガイドの案内で七軒町の老舗ます寿司店舗を回ります。そしてます寿司の食べ比べ体験を通し、ます寿しが多様化した味の個性を体感していただきます。
現在ます寿司は富山県の代表的な伝統産業として知られていますが、富山産サクラマスの減少の危機に対し、原材料の変化(他地域産・海外産・養殖等)と、製造の工夫による〝味の多様化〟が起こったことを感じ取ることができます。
(原材料によって生に近いもの、肉厚ジューシーなタイプのます寿司が増え、またおぼろ昆布を使用したます寿司も誕生しました。)

ますのすしミュージアムの見学と体験
ますのすしミュージアムホームページ http://www.minamoto.co.jp/museum

ます寿しを伝統産業に発展させた源のますのすし(駅弁スタイルへのイノベーション)を知り、さらに昔ながらの伝統を守るためのますのすし伝承館の見学、そして次世代に文化を伝えるためのますのすしづくり体験などができます。持続可能な産業〝伝統を守りながらイノベーションに挑戦する〟取り組みを見学できます。

※本ツアーには専用のワークシートをご用意いたします。
※協力:(一社)地域観光マネジメント/松川遊覧船株式会社
※利用対象となる産業観光施設:ますのすしせきの屋(他数店舗)/源 ますのすしミュージアム/松川遊覧船

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